中学1年生のほとんど全員がスマホを持つ時代
「スマホをいつ子どもに買い与えよう?」
と悩まれている保護者の方は少なくないのではないでしょうか?
携帯電話会社も、最初は安くほぼただ同然で提供するものだから、
そりゃあ、子どもはみんな持ちたがりますよね。
新しい学校生活が始まった初日に、ライングループがどっと作られる。
学校からの連絡もライン経由で送られてくることも。
それに乗り遅れないように、とスマホを与えようかと悩む保護者の方々。
気持ちは痛いほどわかります。
(というか、僕も悩んでいます)
長い目で見れば、そのライングループの大半は
半年もするとほぼ使われなくなるし、
使われていても、一部の人間だけの連絡ツールとなっていることが
ほとんどなんですけどね。
集中力の低下どころの話ではないかもしれない
「スマホはどこまで脳を破壊するのか」川島隆太著
等に代表されるように、
脳が発達中の子どもにスマホを扱うことのデメリットは
そのメリットをはるかに上回ることが数多く報告されています。
一切使うな、とは言わないまでも、
周りに流されがちな年代である中学生〜高校生までは
大人の適切な管理があった方が子どものためになる気がしています。
自らを律して、しっかりコツコツできるタイプであれば
その必要はないけれど、
それができる人の割合はいつの時代も極めて少ないです。
スマホを片手にスマホを探す大学生
ここで一つ、実際に私が出会った大学生をご紹介します。
その大学生は、なんと片手にスマホを持ち、
YouTubeを見ながら、スマホを探していました。
目を疑いました😅
メガネを頭にかけたまま「メガネメガネ」という冗談がありましたが、
まさに令和版のそれでした。
彼女の1日の平均スクリーンタイムは驚異の14時間越えでした。
スマホの使い方を親子で決めることの大切さ
結局のところ、携帯を与える側(大人)が
しっかりしているかどうか、にかかってきます。
「あの子に任せています」は
「ほったらかし」の裏返しである場合が多い気がします。
気づいた時には取り返しのつかない状況になっていることがあります。
やはり、子どものスマホ利用には、
一定の使用制限をかけるのが親の義務でないかと感じます。
なんならスマホは中学生には与えなくても良いレベルかと思います。(結論)
多くの中学生には本来はガラケーで十分で、iPadを家で共有すれば良いですね。
極端なことを言うと、
スマホを持つのは20歳くらいでもいいのかもしれません。
映画や本、音楽や工芸品などのアートに多く触れ、
実体験を重ねることに時間を費やす方が
長い人生においては、はるかに有意義なもの。
もちろん、勉強して脳を鍛えることも大切。
デジタルデバイスに対応できなくなるのでは?と不安になるのなら、
パソコンを子供と一緒に自作し、プログラミングを教えた方が良いかもしれません。
(パソコンは、高性能なスマホを買うよりもうんと安く自作できます)
親がどのようにスマホを使用しているか
私たち親世代のスマホ依存度も、なかなかのものがあると考えられます。
1週間の平均スクリーンタイムが4時間/日を超えると
スマホ依存症の疑いがあるとされる場合があるとする専門家もいます。
親が適切にスマホを使えているか、
これは自分自身にも問う必要がある問題です💦
子どもに注意しても、親が長時間You TubeやSNSを見ているようでは、
決して子どものスマホ問題は解決しないでしょう。
保護者は、子どもの前ではスマホを触らない、
そのくらいの方がいいかもしれないですね。
(自分にも言い聞かせている😅)
畑での作業はデジタルデトックスになる
すでに、携帯依存症になりつつある場合、
解決策の一つとして、畑作業がオススメです。
(いつも最後はここに行き着きます笑)
太陽と共に、活動を開始する。
作業中は携帯電話を切って、畑の中で体を動かす。
今まで鈍っていた五感が少しずつ、目を覚ます。
汗をかき、頭を働かせながら、チームワークに取り組む。
休憩時間にはおやつを一緒に食べて、談笑する。
夜、心地よい疲労感に包まれてぐっすりと眠る。
たまにはこういった時間の使い方が、今の中高生(あるいは大人にも)
必要なのではないでしょうか。
農にイイこと、脳にイイこと☆
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