ついに4月から開始
ご存知の通り、
2024年問題とは、物流・運送業界における働き方改革法案の影響で、
ドライバーの労働時間に上限が課されることから生じる問題です。
この法案により、ドライバーの時間外労働が年間960時間に制限され、
一人当たりの走行距離が短くなる懸念があります。
また、この制限により、物流の停滞や業界の売上・利益の減少、
そしてドライバーの収入の減少が懸念されています。
具体的な例を挙げると、ドライバーの拘束時間は月に274時間以内に収める必要があり、
これが物流の遅延や売上の減少につながる可能性があります。
また、ドライバーの収入も時間外手当の減少により低下する恐れがあります。
最後のしわ寄せはドコへ?
ドライバーさんの勤務時間が減って、労働環境は良くなる可能性がある一方で、
ドライバーさんの収入が減ることは容易に想像されます。
では、他にしわ寄せを被る人はいるのでしょうか?
まず最初に直接影響されるのは、一次産業に携わる人たちです。
農業・水産業から崩れる日本のサプライチェーン
このままだと数年以内に3割以上の農産物・水産物が輸送能力不足になるという結果が
すでに出てきています。
その結果、
①一次産業従事者にしわ寄せがきます。
(たとえば、JAや卸業者に支払う金額(中抜き)が増えると予想。
現に、消費税が10%に上がった時の流通コストを農家から天引きしたJAは数多く(多分全部?)存在する)
②加工食品や飲料製造業にも影響が出ます。
③スーパーなどでの食料品売り場に大きな影響が出ます。
④国内(特に田舎)でじわじわ、しかし大きなダメージが出てきます。
結果的に、国民全員に大なり小なりの悪影響が出る可能性が否定できません。
Wedge 4月号 「2024問題」いよいよ本格化へ 参照
物流を制するものが、最後まで生き残る時代へ。
やはり、独自の流通ルートを確保していくことが今後ますます重要になると思います。
コストコの取組み↓
https://wedge.ismedia.jp/articles/-/32318?layout=b
日本の企業でもやってほしいです。
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