クビアカツヤカミキリの増加止まらず
今年は何かとカメムシが話題の年です。
もちろんそれに対しても様々思うことがあるのですが、
クビアカツヤカミキリもなかなかの深刻さを呈してます。
cog-lab農園がある和歌山県紀の川市においても、クビアカツヤカミキリの増加が止まりません。
全国的に増加傾向があるとのことですが、根本的解決策を提示できずにいるのが現状です。
クビアカツヤカミキリの特徴
クビアカツヤカミキリは、バラ科の樹に卵を産みつけ、幼虫が樹をたべて成長します。
バラ科の樹には、桃、スモモ、梅、桜などが挙げられます。
たった一匹の幼虫が樹の中に入るだけで、最悪の場合樹が枯れます。
対策を打っていないわけではない
和歌山県紀の川市における農協の対応としては
①クビアカツヤカミキリの防除用農薬価格の割引
②もしクビアカツヤの被害により樹が枯死してしまったら、1本につき3万円の補助
が挙げられます。
「一匹捕まえたら〇〇円」施策は、自治体以外の近隣地域で捕まえたクビアカツヤカミキリを
持ち込む可能性があるため、実施には至っていないとのことです。(JAの職員さんに直接聞きました)
しかし止まらない拡大
上述のように、
各自治体やJAが独自の対策を打ち出すものの、全国的な被害は一向に減ることなく
むしろ増え続けています。
今までの対策では、クビアカツヤカミキリ拡大に対する効果が発揮できていないことは明らかです。
このままでは、いずれ日本を代表する桜や山桜なども
どんどん枯れてしまうという可能性も考えられます。
最近では桜が観光名所として多くの外国人観光客を魅了しているとも聞きます。
そのような資源が失われる可能性が高いということです。
では、どうするべきか?
各自治体の施策に任すのではなく、全国一律で対応に乗り出すのがベストと考えます。
こんな時こそ、政治家が頑張って旗を振ってもらいたいものです。
「全国共通で皆一丸となってクビアカツヤカミキリを捕まえよう」
という認識が広がれば、対策効果が今よりは上がる気がします。
20年ほど前だったかな?セアカゴケグモが入ってきた時はもっと騒いでいた気がします。
人間の活動によって入ってきてしまった
クビアカツヤカミキリ自体には、何も罪もないんですけどね。
ヤバさに気づいた時には、「時すでに遅し」 とならないように。。。
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